「いすみ市酒米・日本酒プロジェクト」のラベルデザインをコンペで公募。新たな発想のラベルが誕生

「いすみ市酒米・日本酒プロジェクト」のラベルデザインをコンペで公募。新たな発想のラベルが誕生
東京駅から特急で約70分の距離にある千葉県いすみ市。良好な漁場と豊かな自然に恵まれ、伊勢海老や地魚、農産物などの特産品が豊富な地域です。いすみ市では「有機の里づくり」に取り組み、自然と共生する食文化の創造や6次産業の発展に力を注いでいます。 今回、新しく造った地酒のラベルデザインコンペを実施するにあたって、ランサーズを活用していただきました。歴史ある酒蔵もあるいすみ市。どのような狙いがあって、ランサーズをご利用いただいたのでしょうか。いすみ市農林課の渡邊さんにお話をうかがいました。

<導入のポイント>
導入目的:
地域資源にこだわった日本酒を開発・販売する「いすみ市酒米・日本酒プロジェクト」。ラベルデザインのコンペを実施して、幅広い層に愛される日本酒を造ることが目的。

活用業務:
ラベルデザインコンペの公募から納品までの業務全般。

ランサーズを選んだ理由:
・デザインコンペにおいて豊富な実績とノウハウがある
・一定数以上の作品を集められるため、デザインの幅を出せる
・納期からデザインの要件まで丸ごと相談できる
※業務委託プランの場合

日本酒のラベルデザインコンペで、いすみ市のファンづくりを推進

――まずは、いすみ市が行った「いすみ市酒米・日本酒プロジェクト」の内容を教えてください。
「いすみ市酒米・日本酒プロジェクト」は、地元の資源を生かした日本酒造りを通して6次産業の発展を目指すという目的で実施しました。

今回のプロジェクトでは、地元の酒米生産者さんにご協力いただき、土着菌完熟堆肥を使った酒米「総の舞」を栽培しました。この堆肥に、地域資源である米ぬか・海藻・竹パウダーを取り入れるなど、徹底して土地のものにこだわっているところが大きな特長です。

いすみ市では「有機の里づくり」と「美食の街づくり」を実践していて、有機または減農薬栽培へのこだわりを製品づくりに生かすという取り組みを行っています。このプロジェクトで完成した日本酒は、「第2回ONSEN・ガストロノミーウォーキングin美食の街いすみ」というイベントで初お披露目して、一般のみなさまにも試飲していただきました。

――今回、ランサーズにご相談された背景は?
今回のプロジェクトは、一般の方にも酒米の田植え体験をしていただいたり酒蔵で酒造りを体験していただいたりと、製造段階からたくさんの方の応援をいただきながら進めてきました。地元に愛される製品であることはもちろんですが、他の地域の方々にも幅広く愛される日本酒を造りたいという思いからファンづくりに取り組んできました。

ラベルデザインには、地元の視点だけではなくて、外から見たいすみ市の魅力を込めていただきたいという思いがあったので、コンペ形式にしたいと考えていました。コンペを実施するにあたって、ランサーズさんに相談させていただきました。

「コンペのノウハウがない」「準備期間を十分に取れない」という課題を解決

――まさに官民一体となった取り組みですね。ランサーズ利用にいたった経緯は何でしょうか?
大きく3つあります。1つは、コンペ業務のノウハウがまったくなく、どのように進めればいいのか分からない状態だったので、完成までしっかりサポートしていただけるところを探していたことです。ランサーズさんはコンペにおいてたくさんの実績をお持ちで、要件の相談からコンペ実施まで幅広く対応していただける点が決め手になりました。

2つ目は、たくさんの参加者からご提案いただけるため、多種多様なデザインを集められる点です。
3つ目は、短期間でコンペ業務を完了させる必要があったため、スケジュール調整など柔軟にご対応いただけるかどうかという点です。

じつは、日本酒の初お披露目となるイベントに間に合わせなければならないという事情があったのですが、準備期間にまったく余裕がありませんでした。イベントの開催日は3月10日、ランサーズさんとの打ち合わせを始めたのが12月中旬頃という状態だったんです。

そこからスタートして、12月下旬に公募を開始。1月中旬には選定完了というスピード感で進めることができました。おかげ様で、無事イベントに間に合わせることができたのでとても感謝しています。

――実際にランサーズを活用してみた所感は?
電話やメールでやり取りさせていただいたのですが、今お話ししたとおり時間に余裕がない状態でしたので、スムーズに進行していただけたことがとても助かりました。質問や要望が生じた際には柔軟かつ迅速にご回答・ご提案をくださったので、つまずくことなく進められました。

外部の視点を取り入れ、今までにない日本酒ラベルが誕生

――コンペでは幅広い視点からデザインを集めたいという狙いがありましたが、ランサーズを活用して目的を果たせましたか?
今回のコンペでは1次選考を通過したものが15点で、その中から審査員が選ぶという流れで進めました。じつは、審査では票がばらけたんですね。どれも甲乙つけがたいほど良い作品だったので。

審査では、老若男女問わず幅広く受け入れてもらえるデザインであること、そして、いすみ市の魅力がしっかり盛り込まれているものという点を重視しました。最終的に選ばれたのは、シンプルながらいすみ市の特性が伝わってくる、まさに幅広い方に親しみを持っていただけるようなデザインでした。これまでの日本酒ラベルとはちょっと違った、新しいタイプのデザインになっていると思います。

内部だけで考えていたら、逆に、いすみ市らしさを打ち出すのは難しかったと思うので、この結果にはとても満足しています。プロジェクトに携わった生産者さんたちも気に入ってくれています。

――短期間で進行しなければならない状況でしたが、コンペ成功のポイントは何だったと思いますか?
担当ディレクターさんが的確に助言してくれたことは大きかったと思います。たとえば、デザインを選ぶときはどういう視点で評価すれば良いのか、ポイントを教えていただいたんですね。

ひとつのデザインに対して字体や色を変えた複数パターンを提案しているケースもあったんですが、形は同じでも字体や色が違うとイメージは変わるわけですよね。そうしたときに、どういった点に留意して見ていくべきか、チェックポイントを整理してアドバイスしてくださったんです。そういったノウハウは市役所内にはないので、目線を合わせるうえでとても助かりました。

ほかにも、審査をしやすいようにデザイン案を整理して納品していただくなど、細やかな配慮をしていただきました。最後まで伴走していただけたことが、今回のコンペの成功につながったのではないかなと思っています。

6次産業の発展には、外部の視点も取り入れていくことが大切

――今後もランサーズを活用していく予定はありますか?
6次産業の発展に向けて新しい取り組みをするときには、またぜひランサーズさんを利用したいと思っています。内部だけではどうしても新しいことに挑戦するときのノウハウが足りない場合が出てくるので、安心して任せられるランサーズさんの存在はとてもありがたいと思っています。

いすみ市では、外部の視点も幅広く取り入れながら地域資源を有効的に活用する地域ブランディングに積極的に取り組んでいます。そういった意味で、今回ランサーズさんと一緒にコンペを成功させることができた実績は大きかったと思っています。