みずほキャピタルパートナーズ株式会社のご利用事例

みずほキャピタルパートナーズ株式会社のご利用事例
投資ファンドが担うビジネスは、顧客との信頼関係に支えられています。定期レポートによる投資状況の報告も関係構築の一端を担います。フリーランスの力を借りて海外顧客向けのレポート作成業務を行なう、みずほキャピタルパートナーズの真意とは。

クラウドソーシングで信頼できる人材に出会う

合併や買収を伴う企業の成長戦略をサポートする、みずほキャピタルパートナーズ株式会社。投資ファンドとして老舗企業の事業運営に深く関わり、経営者とともに極めて重要な経営判断に携わります。

投資期間が何年にも渡るため、顧客(投資家)には投資先企業の動向をレポートにまとめて四半期毎に報告。長いお付き合いとなるからこそ、1つ1つのレポートの精度や正確さは、顧客にとって信頼性を推し量る材料にもなります。

海外の投資家向けには英語版のレポートを作る必要がありますが、同社はクラウドソーシングで出会ったフリーランスにこの業務を依頼しているそうです。

顧客との信頼関係づくりの一端を担うレポート。このレポートの作成を社外の個人に任せるのはなぜなのでしょうか。みずほキャピタルパートナーズ株式会社 代表取締役社長 亀井温裕さんにお話を伺いました。

社長自ら開拓した、自社が本当に必要とするパートナー

ーーどのような経緯でランサーズをご利用いただいたのでしょうか。

我々投資ファンドは、投資した事業会社がどんな活動をしてどんな結果が出ているのか、顧客にご報告する義務があります。弊社は、四半期毎にレポートを提出しています。

投資先のチャレンジを簡潔にまとめた定性的な内容を1ページ、財務諸表のような定量的なデータを示したものを1ページ、計2ページのレポートです。十数社ある投資先すべてについて作成します。

海外の投資家とも取引があるため、英語版のレポートも併せて作成します。お付き合いのある大手の翻訳エージェントがいまして、今までは翻訳だけをそちらに発注していました。英訳文をいただたら、レポートのひな形に流し込む作業は弊社で行なっていました。

日本語でコンパクトにまとまった文章でも、英訳すると文字量が多くなったりすることがあります。こういった場合、各社の情報を同じ体裁に収めていく作業は、結構骨が折れます。英訳文をもらってみないと、どの程度調整が必要かもわかりません。

いざ文章を流し込んでみてテキストサイズを小さくしたり行間を詰めたりするだけで収まらなければ、図表の配置替えやレイアウト調整まで行わなければいけません。こういう状況でしたので、翻訳だけでなくレポートに落とし込んだ時の見栄えの調整までお願いする方法があれば、生産性が上がるだろうと思っていました。

そんなときに、IT活用促進をテーマにしたイベントでたまたま秋好社長の講演を聞く機会がありました。ITインフラを使って生身の人間の力を借りられる。クラウドソーシングというのは今までにない考え方だと感じて、大変興味を惹かれました。それがきっかけで、ランサーズで依頼を作って提案を集めてみました。どういう仕事をしてほしいかという要件のご提示も含め、実際に私自身が手を動かしてみました。

まずは翻訳ができる方から探すつもりで提案を募ったところ、大変運のいいことに、高い翻訳スキルがあるのみならず、大手企業のアニュアルレポート作成のご経験があって、デザインのお仕事も手がけている、まさに我々が求める条件に合致する方に出会えました。もう3年間、その方に英語のレポート作成を継続してお願いしています。

責任ある業務を切り出すことでプレッシャーも軽減

――ランサーズを活用することで、課題はどうなりましたか?

もちろん業務負荷は減りました。それだけでなく、精度高くミスなくレポートを仕上げるという責任の伴う業務を限られた時間で行なう必要がありましたので、レポートに仕上げるところまでお願いできたことに意味がありました。

発注当初は、レポートが完成したら、印刷・製本して全ての顧客宛てに郵送するところまで行なう必要がありました。各顧客が複数の投資先を持っていますので、封入内容を間違えるリスクもあります。

郵送手続きにかかる業務も神経を使うわけなので、レイアウト調整ばかりに時間を割くこともできません。翻訳会社から英訳文を受け取ってレポート制作を行っていた担当者は、四半期毎に通常業務が圧迫されるというだけなく、毎回相当な気苦労があっただろうと思います。

レポートの形で納品されることで、精神的に楽になる部分も大きかったでしょうね。

現在は、レポートを印刷・製本して郵送する業務もなくなりました。これは、顧客が管理画面にログインすれば自由にレポートを閲覧できるサービスを導入したためです。クラウドソーシングによるレポート作成と組み合わせることで、今では四半期のレポート提出に関わる一連の業務を合理化できています。

ビジネスパートナーに選ぶべきは、発注者の意図を汲める人

――貴社が本当に発注したい業務を網羅的に対応できるランサーがいたのがポイントのようですね。翻訳ができる人を募集したにもかかわらず、そういった方と出会えたのには理由があるのでしょうか。

提案くださった人の中で求める翻訳スキルのある方は何名かいらっしゃいました。その中で、今継続してお仕事をお願いしている方は、我々がどういう文脈の中で翻訳の募集をかけているかというのを推測して、自ら別のスキルについてご紹介いただき、追加提案をしてくださいました。依頼前のコミュニケーションで、この人はパートナーとして信頼できる人だと思いました。

大手企業のアニュアルレポート作成の経験がある、英訳した時のテキストの量の調整に慣れている、必要であればデザインができる、というようなご説明をいただきました。こうやって前後の業務まで補えるよう配慮してくださったので、こちらの立場を推し量る力を感じました。

依頼の頻度や業務ボリュームの目安、いつ頃に和文の原稿をもらって、いつ頃までに収めればいいのかという進行の段取りも前もって非常に気を回してくださいました。おかげで細かいところまで事前の打ち合わせで認識合わせができて、初回のご納品から期待通りの成果物を頂けました。

レポート作成のほかに、動画制作ができる人をランサーズで募ったことがあります。弊社の15周年記念パーティーで使うオープニングムービー作成を手伝っていただきました。その際も提案くださった複数名とやりとりしておりましたが、結局発注を決めたのは、こちらの発注意図をしっかり理解してくれた方だったなと思います。そしてこの方も、しっかり満足いくものをご納品くださいました。

今振り返って、我々の準備次第ではもっと効率よくこういった方々と出会えたかもしれないと思います。依頼する側として募集時にフリーランサー側が求める情報を前もって全てお伝えできれば、最終的に発注する方を含めて提案者をもっと絞り込めたのかもしれません。

しかし、各提案者と意思疎通を図ることで、相手の置かれている立場を先回りして考えて提案してくれる人がいることに気付くことができました。クラウドソーシング初心者だった我々でも、最終的にはビジネスパーソンとして優れた方と出会えているなと思います。

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