「事業特性にあわせ、多様性のあるメンバーでチームを構成」一本化契約で作業スピードがアップした、株式会社LIFULLの事例

「事業特性にあわせ、多様性のあるメンバーでチームを構成」一本化契約で作業スピードがアップした、株式会社LIFULLの事例
インターネットを使った広告事業を行う株式会社LIFULL。2019年8月に運営が始動した新規事業「LivingAnywhere Commons」に注目が集まっています。 この新規事業開始にあたって、Lancersの利用をスタート。なぜ既存事業ではなく新規事業で外部人材を活用しようと思ったのか。Lancersに依頼しようと思ったきっかけから活用後の変化など、地方創生推進部LivingAnywhere Commonsの事業責任者、小池克典さんにお話を伺いました。

■Lancers活用前に感じていた課題

新規事業は人員・金銭のコストがかけられない

既存事業に影響を及ぼす恐れがあるので、社内調整が難しいと感じていた。

担当事業の特性上、多様性のあるメンバーでチームを構成したかった

担当しているLivingAnywhere Commonsは「自分らしくを、もっと自由に」をテーマに地域の関係人口を生み出す定額多拠点居住サービス。自社メンバーのみで進めてしまうと視野が狭まる懸念があった。

■Lancersでこう解決!

外部の知見をプロジェクト単位で習得でき、コストが下がった

専門スキルのあるフリーランスにお願いすることで、社内を気にせずに事業が進行。知見の習得に繋がった。
また、チーム制をとり窓口をLancers1つにすることで、個々の契約や与信などのオペレーションコストの問題も解決した。

多様な働き方をするフリーランスの方々を巻き込めるようになった

さまざまな働き方をしているフリーランスの方と事業を進めることができ、新しいアイデアが生まれやすくなった。

社会課題を解決したい。株式会社LIFULLの取り組み

株式会社LIFULL 地方創生推進部LivingAnywhere Commonsの事業責任者 小池克典さん

――事業内容を教えてください。

株式会社LIFULLは、インターネットを使った広告事業を行っています。
2010年に東証一部に上場し、現在の従業員数は約1500人です。国内だけではなく海外にも支社を展開しています。

弊社は不動産業を営む会社様がクライアントで、“あらゆる「LIFE」を、「FULL」に。”というコーポレートメッセージのもと、社会課題を解決するサービスや事業を展開しています。具体的には、介護施設が探しやすい検索サイト「LIFULL 介護」や、廃棄率が高いお花をもっと気軽に楽しめる定期便サービス「LIFULL FLOWER」などを提供しています。

さまざまな事業を展開しているなかで、私は地方創生推進部に所属しています。人口減少によって今後ますます空き家が増えていくと予測されている現代。2033年には3軒に1軒が空き家になるといわれています。

不動産情報を扱う我々にとっては、この社会課題は見過ごせないと感じ、地方に人・モノ・カネ・知恵を循環させられる仕組みを作るべく奮闘中です。

その事業の一つとして、現在私は「LivingAnywhere Commons」という新規事業を担当しています。

LivingAnywhere Commonsは、「自分らしくを、もっと自由に」をテーマに、暮らしにまつわるあらゆる制約から解放され、自分らしい生き方や暮らし方を目指すプロジェクトです。
現在静岡県の下田と、福島県の会津磐梯に拠点があり、今後さらに拠点を増やしていく予定です。

新規事業にかかる人員・金銭のコスト問題を解決したかった

LivingAnywhere Commons伊豆下田にて

――今回、Lancersにご依頼いただいたきっかけを教えてください。

きっかけは、大きく2つあります。一つ目が、新規事業にかかる人員や金銭のコスト問題を解決したかったからです。
新規事業を立ち上げた場合、すぐに人員や金銭の確保はしづらいです。既存事業の事情もあるので、社内調整が難しいと感じていました。

一方で、社会は目まぐるしく変化するので、新規事業がいつまで続くかも分りません。分からないものに対して、いきなり「人を増やしてほしい」「予算を割り振ってほしい」言うのはリスクがあると思っていました。

そこで、社内で全てを解決するのではなく、フリーランスの方にご協力いただこうと考えましたね。

LivingAnywhere Commons伊豆下田にて

もう一つが、多様性な人材を確保したかったからです。

私が今担当しているLivingAnywhere Commonsの活動は、「将来こんな暮らしがしたい」「こういう場所で働いてみたい」という人をターゲットにしています。プロジェクトの特性上、関わっていただく方々に多様性があることがポイントになっているんですよね。もし自社メンバーのみでプロジェクトを進めた場合、アイデアが狭まってしまうと感じました。

行った先々で新しい出会いがあって、化学変化を起こせるようにしたい。
さまざまな人を巻き込んで仲間にしていく必要性があると考えたとき、多様なフリーランスの方が在籍するLancersとうまくマッチするのではないかと考えました。

また、Lancersの「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」というビジョンが、LivingAnywhere Commonsのテーマと似ているところも決め手でしたね。

外部の知見をプロジェクトごとに習得でき、業務スピードがアップした

――具体的にどんなお仕事をLancersに依頼しているんでしょうか?

主にLivingAnywhere Commonsの情報発信に関わる領域をフリーランスチームにお願いしています。といっても、弊社とLancersの関わり方は少し特殊で。

おそらくほとんどの企業様は1案件ごとにLancersに依頼をしていると思うんです。ですが我々は、月額で業務提携という形でLancersに発注をしています。「フリーランスと社員」ということではなく、同じプロジェクトチームのメンバーとして関わってもらうことを意識しているんですよね。

なので単純に「このイベントレポートを書いてほしい」とお願いするだけではなく、「プロジェクトを広めるために何が必要なのか」のアイデア出しからプランニング、関わってもらうランサーさんへのディレクションなど、情報発信に関わる領域をお任せしています。

実際に、現在メインのランサーズ社員の方1名を筆頭に、サブリーダーが2名、それ以外はメンバーが都度入れ替わりながら外部DIO(Do It Ourself)のコンセプトで進行していただいています。

――実際に依頼をしてみてどんな変化がありましたか?

外部の知見をプロジェクト単位で習得でき、業務スピードが上がりました。

新規事業を行う際、既存事業に影響を及ぼしていないか気になっていたんです。ですが、外部から協力いただけることで、社内を気にせずスムーズに業務に取りかかれるようになりました。

専門性の高い知見をプロジェクトごとに習得できるので、スキルアップにも繋がると感じますね。

また、チーム制をとり窓口をLancers1つにすることで、個々の契約や与信などのオペレーションコストの問題も解決しました。

あとは、多様性のあるフリーランスの方々と関わることで、新しいアイデアがどんどん生まれ、仲間が増えたと感じます。

と言うのも、クリエイティブなことを発注しても、発注側は誰が担当したのか分からないケースが多いです。ですがLancersは、携わったランサーを主人公にしているんですよね。

成果物だけの入稿で終わるのではなく、「この人が作ったんだよ」ということも伝えてくれるので、直接ランサーさんと関われます。その結果、自然と新規事業に関わってくれる仲間が増えてきたと感じます。

「“外部発注”という概念をやめること」Lancersの活用ポイント

LivingAnywhere Commons伊豆下田にて

――御社と同じように、リソース面で悩んでいる企業も多いと思います。Lancersを活用するポイントを教えていただけますか?

「外部人材に発注している」と思うのではなくて、「同じプロジェクトメンバーやパートナーに発注している」と考えることが大切だと思います。

どの大手企業も自社のリソースだけでやっているところはほとんどありません。関わっているスタッフが外部にいるはずなんですよね。

だからこそ、まずは「外部に発注している」という考え方をやめること。同じプロジェクトメンバーと一緒に作り上げているものなので、事業のテーマやビジョンを共有しましょう。

テーマやビジョンのすり合わせができていたら軸がブレずにコミュニケーションがとれますし、パフォーマンス自体もアップするはずです。

――最後に、今後Lancersの可能性はどう広がっていくと思いますか?

個人的に「会社」という枠組みにとどまらず、会社単体で事業を行うのではなく、これからはプロジェクトごとに業務が進んでいくと思うんですよね。

とくに新規事業は人材確保が大変です。だからこそ、プロジェクト化してしまい外部で人材を集めて進行する形は非常にニーズがあると考え、需要が増えると思います。

新規事業で悩んでいる人はぜひLancersを使ってほしいですし、弊社もこのような活用方法を今後もどんどん広めていきたいですね。

可能であれば、多種多様なタレント性に富んだランサーさんをもっと紹介していただけると嬉しいです(笑)。よりプロジェクトごとに選択肢が広がっていくと思うので、今後のLancersの変化も楽しみにしています!

取材・文:田中さやか
https://www.lancers.jp/profile/sayakatanaka
テレビ番組制作会社の勤務を経て、2017年よりフリーライターに。働き方・生き方のジャンルをメインに取材やインタビュー記事を執筆しています。