参加企業満足度70%超!個人事業主・中小企業向けスマート経営セミナーin佐世保

参加企業満足度70%超!個人事業主・中小企業向けスマート経営セミナーin佐世保
外部人材を活用し人材不足の解消を試みる企業が増加しています。 インターネットの活用により時間や場所を問わない新しい働き方が注目されている今、コア業務以外を外部の優秀な人材に委託することが効果的な経営戦略として機能しているのです。 そこで今回は去る2020年2月に佐世保市にて行われた「個人事業主・中小企業向けスマート経営セミナー」をピックアップしその模様をお届けすることで、スマート経営のノウハウの一端を皆さんに感じていただければと思います。

開催概要

・日時:2020年2月6日(木) 16:00~18:30(18:00開場)
・会場:長崎県佐世保市松浦町5-1 佐世保市産業支援センター
・主催:佐世保市、ランサーズ株式会社

登壇者プロフィール

〇講師
若宮 和男(わかみや かずお)
株式会社uni’que代表 / ランサーズタレント社員
建築士、東京大学にてアート研究を経てNTTドコモ 、DeNAで新規事業立ち上げ。
女性が活躍する「全員複業スタートアップ」uni’que創業者 。
新規事業、アート思考、複業などの講師としても活躍。

〇登壇企業:Asianbridge
理事長 芦塚 泰三(あしづか たいぞう)
大学卒業後、家業の酒類小売店を継ぎ、量販店(ディスカウント)に転換、
その後障害者施設に指導員として入職、現在は社会福祉法人の運営と農業生産法人でトマトやホウレン草などの生産販売、訪問看護ステーションや、技能実習生や高度外国人材の育成・紹介する監理団体を経営している。

〇ファシリテーター
桂 浩一 (かつら ひろかず)
福岡在住、フリーランスライターとして活動する傍ら、新しい働き方講師としてフリーランスの成長を促すセミナーを実施。2019年より「新しい働き方LAB」のコミュニティマネージャーとしてフリーランスの育成に邁進。

〇オブサーバー
篠原 智美(しのはら ともみ)
ランサーズ社員/旅する育児 主宰 NPO法人キッズバレイ理事
スキルシェアの仕組みを活用した地方創生事業を発足、千葉県南房総市を始め全国23自治体と連携し、子育て中の母親や移住者、転勤族、関係人口が活躍するリモートワークチームを構築。長野・群馬・東京の多拠点居住・パラレルワーク実践中。

メインコンテンツ

長崎県佐世保市はもともと重工業を中心に発展した地域であり、ブルーカラー系職種を中心に業務の外部委託が進んでいました。近年では第3次産業比率が増加することによるホワイトカラー関連職種のアウトソーシング需要が拡大しており、クラウドソーシングの利用方法をはじめスマート経営についての問い合わせも増加しているエリアです。

そこで、「クラウドソーシングを活用したいけど、いまいち使いこなせていない」「フリーランスに発注した経験がなく、スムーズに仕事を進められるか不安…」と言った企業向けに、スマート経営の概要を説明した上で、具体的にフリーランスを活用している企業の事例紹介、及び外部人材活用のワークショップにより自社での外部人材活用イメージを持ってもらうこととしました。

スマート経営について

ここでは地方の中小企業にフォーカスし、フリーランスや複業人材への外部委託を行う際の問題点やスキル人材との出会い方・課題などを詳しく解説しました。

ヒントとなるのは、「会社の枠を超えて働く人材が増加している」ということ、そして「スキルのある人材であればあるほど外部へ飛び出す傾向が強い」ことです。
今後は外部人材の奪い合いといった事態も起こり得るでしょう。

外部ブレーンの活用で機能拡大とチャンス拡大

続いて、実際に外部人材活用により大きな成果を得ている芦塚様より具体的な事例をご紹介いただきました。


芦塚様は佐世保市内及びその周辺で複数の企業を展開している方です。その中の一つ、社会福祉法人ことの海会の広報活動において複数の外部のデザイナーを起用し、訴求媒体に合わせたデザインを取り入れることで安定した広報活動につなげているというお話を紹介していただきました。


また、他の法人についてもさまざまなクリエイターや外国人人材、士業、コンサルタントといった外部人材を多業務で活用し、事業のスピードアップを図っています。
会社の規模がさほど大きくないため、自社内ですべてを完結させる場合はシングルタスクになりがちであるところを外部人材を活用することでマルチタスク化できるという点が大きなポイントとのことです。

スマート経営のヒントを見つけるワークショップ

次に行われたワークショップ。こちらでは参加者が所属している会社の業務を見える化し、外部に委託できる業務を洗い出すためのイメージづくりを行いました。


付箋を使って自社の業務(or自分の行うタスク)を細かなものまで洗いざらい書き出し、それぞれ優先順位を付けた上で「もし明日自社の社員数が半分になったら」という仮定でどのタスクを残すかをワークシートへ貼り付けてもらうという作業です。

ポイントは、人は減るけど業務は減らないということ、つまり現状の企業規模(業務量)を落とさずに外部人材の活用を行うためにはどうすればよいかを考える訓練です。
外部人材にどの仕事をいくらでやってもらうか、といったところまでグループ討議含め行いました。

まとめ

✔ 地方の中小企業は外部人材の活用メリットが大きい
✔ 外部人材はなかなか採用できないプロフェッショナルであり、生産性向上効果が大きい
✔ 外部人材活用のための業務の切り分けをワークショップでシミュレーション

参加企業にご回答いただいたアンケート結果によると、セミナー参加後に7割に企業が「外部人材活用に対する美門や不安が解決された」と回答しました。
また、「外部依頼時のポイントや進捗管理の具体的な方法、成功事例をもっと聞きたい」「より具体的な発注方法や業務の切り分けを知りたい」といった声も寄せられました。
今後も継続してこのようなイベントの開催を企画していきたいと考えています。

コミュニティ等ご紹介

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オブサーバー所見

地方における優秀な人材確保というのは非常に大きな課題です。
採用のためにコストをかけさまざまな施策を講じたとしても、希望通りの人材が入社してくれるとは限らないのが採用活動の難しいところでしょう。しかし、優秀な人材を「採用する」ではなく「外部に求める」という発想へ転換することで、業務のクオリティが上がるだけでなく、生産性の向上や経費削減、ひいては業績拡大へとつながる道筋が見えてきます。

スマート経営という概念はそのための第一歩として、特に中小企業に意識して欲しい考え方です。
業績拡大と人材不足という、相反する経営課題に対する明確な回答としてスマート経営は非常に有効な手段となり得るでしょう。

取材・文:桂浩一
20年間の会社員経験を経てフリーランスとして独立し5年目。
九州を中心に取材・インタビューや写真撮影、新しい働き方に関するセミナー講師など、幅広い分野で活躍中。
https://www.lancers.jp/profile/hk-challenge