大正4年創業、伝統ある酒造会社の販促強化。自社の社員のようにクリエイターを活用する術

大正4年創業、伝統ある酒造会社の販促強化。自社の社員のようにクリエイターを活用する術
創業から100余年、メインブランドの焼酎『七窪』をはじめ、若年層にも人気の梅酒やリキュール、料理酒なども手掛ける鹿児島県の東酒造株式会社。 現在、HP制作や各種販促ツール、商品ラベルのデザインに「Lancers Creative」をご利用いただいています。伝統ある酒造会社がどのように活用されているのか、どんな効果を得られているのか。今回は常務取締役の福元 文雄さんにお話を伺いました。

<導入のポイント>

導入目的

・HPおよび販促ツールの充実化に向けて、プロのクリエイティブを導入したい
・低コストでクオリティの高い制作物を作りたい
・対応が迅速かつ複数のデザイン案を提示してくれるなど、使い勝手の良いサービスを導入したい

活用業務

・HP制作(商品コンテンツ)
・販促ツールの制作(ポスター・チラシ・POPなど)
・商品ラベルのデザイン

「Lancers Creative」を選んだ理由

・時間単位の定額制なので、その都度予算を気にすることなく依頼できる
・まとまったボリュームでなくても、ちょっとした制作物から依頼できる
・修正回数の制限がないため、求めるクリエイティブを追求できる
・クリエイターと直接やり取りできるので対応スピードが速い

ちょっとした制作物も気軽に頼める、他にはないコスパの良いサービス

――事業内容を教えてください。

当社は大正4年に創業しまして、2020年に105年目を迎えた酒造会社です。芋焼酎をはじめ、鹿児島に古くから伝わる伝統製法を復活させた『灰持酒(あくもちざけ)』という料理用のお酒やリキュールなどの開発製造を行っています。

焼酎では『七窪(ななくぼ)』が当社で一番人気のある商品ですが、いわゆる「芋くさい」タイプではなくて、フルーティですっきりとした味わいが特徴です。クセがなく飲みやすいということで、これまで焼酎を飲まなかった地域の方からもご好評をいただいています。

当社では焼酎を食中酒という位置付けで、料理と一緒に楽しんでもらうというところに重点を置いています。とくに七窪は海鮮料理との相性がよいといわれていますね。

――ゲームアプリとのコラボなど、伝統ある酒造会社としては珍しい取り組みをされていますよね。

ゲームアプリを開発しているサイバードさんの女性向けアプリ『イケメン戦国~時をかける恋』とコラボして、『とろあま恋梅酒~酔わせ味』という商品を発売しました。人気キャラクターの織田信長をラベルデザインにしたのですが、SNSでの拡散がすごくて、発売と同時にかなりのご注文をいただきました。購入特典として11種類のキャラクターグッズをつけたこともあり、まとめ買いをする方も多かったですね。

そもそもコラボを考えたのは、お酒市場の縮小傾向に課題感があったためです。とくに若年層はお酒離れが進んでいるので、これまでお酒に関心を示さなかった層に興味を持ってもらおうという狙いで、ゲームというまったく違う分野とのコラボに挑戦しました。

このほかにも長寿番組「笑点」で座布団を運んでいる、山田たかおさんとのコラボも実現しています。当社には、創業者が作った『寿百歳(ことぶきひゃくさい)』という焼酎があります。100歳まで現役で頑張りたいという創業者の願いが込められていまして、実際に102歳まで社長を続けました。笑点の山田さんは、いわば「幸せの座布団を運ぶ」役割ですよね。そこで、笑いが幸せと長寿を運ぶという意味を込めて『幸せと長寿を運ぶ笑酎 寿百歳』と命名しまして、山田さんが筆入れしたラベルをつけた、おめでたい焼酎が誕生しました。

――「Lancers Creative」を導入した目的と経緯を教えてください。

商品をPRするためのHP制作と、問屋さんや販売店さんなどお取引先様にお渡しする販促ツールを作る必要があり、外部に委託する方法を検討していました。販促ツールに関しては、これまでパワーポイントなどを使って自社で制作してきました。手作り感のあるものは作れるのですが、やはりプロが作ったクリエイティブが求められる場面が多いんですね。

小さな会社ですので、自社でクリエイターを雇うことはなかなか実現できません。制作会社さんに依頼する方法もありますが、都度見積もりをとって依頼するのは時間がかかりますし、コストも相応にかかりますので頻繁にお願いしにくいという課題がありました。今はWebで制作物を依頼できるサービスもいろいろありますが、ある程度のボリュームがないと契約できないなど、ちょっとしたものを気軽に頼める感じではないんですね。

コスパが良く、かつクオリティも担保できて、ちょっとした制作物にも対応してもらえるような使い勝手の良いサービスを探して、たどり着いたのが「Lancers Creative」さんでした。

時間単位での定額固定制なので、予算を気にせず依頼できる

――「Lancers Creative」を選んだ決め手は何ですか?

時間単位で毎月定額の契約ができるので、予算を気にせず仕事を依頼できること、また、低コストに抑えられるという点で当社の状況に合っていました。

じつは、ランサーズさんはこれまで単発の案件で何度か利用させていただいたことがあります。実力のあるクリエイターさんが存在していることはわかっていましたので、ゼロベースで他社さんを探すよりも、クリエイティブ面で安心感があるという点も決め手になりました。

制作物は定期的に必要になるので、制作物単位の依頼よりも時間単位の形式が使い勝手においてもぴったりだと考え、「Lancers Creative」さんと契約させていただきました。

――現在、「Lancers Creative」にどのような業務を依頼されていますか?

HP制作と販促ツールの作成、商品ラベルのデザインなどです。HP制作では、商品ごとの宣伝ページを制作していただいています。販促ツールは、問屋さんや酒屋さんがお客様に販売するために使うポスターやチラシ、POPなどです。商品ラベルのデザインについては、商品化が決まる前の段階でお客様の反応を見るための試作版として作成してもらうこともあります。

「Lancers Creative」さんと契約して1年以上になりますが、当初はHPを急いで整備する必要があったので、数カ月間はページ作成を中心にお願いしていました。HPをある程度充実できた段階からは、販促ツールやデザイン関連の仕事などプロジェクトベースで依頼することが多くなっています。月ごとに依頼したい仕事のボリュームも定まってきたので、ちょうどいいペースで契約時間を使えていますね。

修正回数の制限なし。社内にいる社員と変わらない感覚

――「Lancers Creative」を実際に利用してみた所感を教えてください。

同じクリエイターさんと都度打ち合わせできるので、どんどんやりやすくなっているというのが今の感想です。最初は当社の意向を伝えるのにどうしても手間取ってしまったところがあったのですが、何度か制作物を作ってもらっているうちに、お互いに意思疎通がうまくいくようになりました。

現在は、「こういうものが欲しい」という当社の意向を汲みとって、より精度の高いアウトプットをしてくださいます。すぐに対応していただけますし、納品までのスピード感もある。今ではもう、社内にいる社員と変わらない感覚ですね。

デザイン関連の制作物は社内の意見が分かれたりして、修正をお願いすることがどうしても増えてしまいます。ときには、何度か修正したのちにゼロリセットして再度作り直すということもあるんですね。普通の制作会社さんなどではあまり嬉しい顔をされない場面ですが、「Lancers Creative」のクリエイターさんは、とても爽やかに引き受けてくれます。

もちろん、時間単位での契約なので、作り直しになってもデメリットがないということもあると思いますが、要件が変わってもすんなり対応していただけるので、こちらとしては頼みやすいですよね。我々はどうしても納品物を見ないことには合否を判断できないですから、修正回数の制限がなく、気兼ねなく修正依頼できることはたいへん助かっています。

――クリエイティブはブランドイメージに大きく影響する大切な要素ですが、制作物のクオリティについては満足されていますか?

ブランドイメージはとても大切にしていますので、制作を依頼するときは丸投げせずに、かなり細かく要望を伝えるようにしています。クリエイターさんは、おしゃれな物や格好いい物はいくらでも作れると思いますが、ブランドに関わる制作物は、芯を持ったデザインにすることが重要になります。

そういう意味でも、本当に当社を理解してくれるクリエイターさんが必要でした。「Lancers Creative」さんの場合、チャットや電話を通じてクリエイターさんと直接やり取りできます。微妙なニュアンスをお互いにつかみやすいので、何度かコミュニケーションしているうちにフィット感が強まっていきました。クオリティについても大変満足しています。

予算的にあきらめていた販促物や商品ラベルもどんどん作れるようになった

――「Lancers Creative」を利用して、どのような効果がありましたか?

まず、これまで作りたくてもコスト的に断念していた制作物を作れるようになったことが大きいですね。

売れ筋の商品であれば販促費をかけられますが、たとえば、売上見込みは少ないけれど、こだわりの強い商品をPRしたいと思っても、これまではあきらめてきました。また、試験的に出す商品をPRするにも、手探り状態のなかで大きな予算はかけられません。「Lancers Creative」さんとの契約によって、これらの制作物を予算内で作ることができるようになりました。

もう一つ、大きなメリットに感じているのは、商品ラベルの試作デザインを作れるようになったことです。一般に、商品ラベルは商品化が決まってから制作すると思うのですが、「Lancers Creative」さんを利用すれば、商品化する・しないは別として、コンセプトの検討段階でも気軽に制作依頼できます。事前にお客様の反応を見るために使用することもできますし、いろいろなことに挑戦しやすくなりました。

「Lancers Creative」さんに依頼した制作物を普通に外注した場合、何倍もの見積もりになります。予算的にあきらめていたことが定額契約で簡単に作れるようになった成果は、当社にとってとても大きいと捉えています。

――チャットをベースにしたやり取りで不便はありますか?

じつは、仕事のやり取りにチャットツールを利用したのは初めてです。本当は近くにいて直接話しながら依頼したいという希望がありましたが、遠隔でもしっかりコミュニケーションしていればブレないものが仕上がるとわかりましたし、手が空かないときでも、とりあえずチャットに投げておけば大丈夫という点も便利だと今は思っています。

従来のやり方だと、外部に制作物を依頼するときはまず営業担当さんと打ち合わせして、それがデザイナーさんに伝わるというようにいくつかのクッションを介しますよね。「Lancers Creative」さんの場合は、実際に作業にあたるクリエイターさんと直接やり取りできるので、打ち合わせから納品までのタイムロスがほとんどありません。ちょっとした修正なら、チャットでやり取りして、その場で直したものを見せてもらえることもあります。

また、普通は打ち合わせをするのに、アポイントの日程調整をして訪問してもらったり出向いたりするので一定の時間をとられてしまいますが、そうした無駄もありません。納品までの時間短縮ができて、空き時間を利用して進行できるというスタイルは、時間の有効活用という点でもとてもいいですね。

新展開をするときに、チームの一員として必ずいてほしいパートナー

――貴社の今後の事業展開を教えていただけますか?

若年層のお酒に対する関心が薄まっているという課題感を持っているので、お酒を知ってもらう入口として、当社の『Little Kiss』シリーズを強化していきたいと考えています。Little Kissは、「小さい×酎(ちゅう)」から命名した、甘くて飲みやすい米焼酎ベースのリキュールです。現在は、紅茶と珈琲の2種類で展開しています。

もう一つは、灰持酒という料理酒の販売強化です。『黒酒』というブランドなのですが、こちらは火入れしない伝統製法で造っていまして、旨味成分であるアミノ酸を豊富に含んでいます。これを使うと魚や肉の臭みが消えたり、酵素の力で柔らかくなったります。塩や醤油で調理しただけでも一味違う料理に仕上がるオンリーワンの商品です。これまでは業務用として販売してきましたが、一般の方にも広げていきたいと考えています。

――今後、「Lancers Creative」をどのように活用していきたいですか?

販促物関連を強化したいので、引き続きお願いしたいと思っています。まだ、商品すべてのPRが完璧にできているわけではないので、魅力を伝えるために必要な制作物を見極めて、それらを充実させていきたいですね。

依頼したい内容はどんどん変わっていくと思いますが、たとえば、今後はSNSで発信できるクリエイティブを一緒に作れたらいいなという考えもあります。「Lancers Creative」さんは、当社がいろいろな新展開をするときにチームの一員として必ずいてほしいパートナーと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

――「Lancers Creative」の導入を検討されている企業様に向けて、おすすめのポイントを教えてください。

当社のように、商品のPRやクリエイティブでお困りなら、「Lancers Creative」さんをおすすめします。コスト的に利用しやすいというメリットもありますし、とにかく依頼しやすい点は高いポイントです。表現にこだわりがある会社さんでも、満足できる仕上がりを追求できると思います。

取材・文:solaneko(ランサーズネーム)
https://www.lancers.jp/profile/solaneko
出版社に18年勤務。編集長、メディア設計・企画マネージャーを経験後、フリーランスに。
記事、広告ともに20年のキャリアで数百社の取材・インタビューを経験しています。