フリーランスの力で週10時間の業務削減、人気YouTuberとのコラボも実現。将来はIPOを目指したい

フリーランスの力で週10時間の業務削減、人気YouTuberとのコラボも実現。将来はIPOを目指したい
『無縁社会を解決する』をビジョンに掲げ、単身高齢者・シングルマザー向けシェアハウス事業、結婚相談所事業、ネイルサロン事業を手がける株式会社ナウい。そんな同社は10年以上前からランサーズを活用し事業を進めてきました。最近では、結婚相談所事業のYouTubeチャンネルに力を入れており、動画編集をプロのフリーランスに頼むことで、週10時間も社員の業務を削減できたとか。ランサーズ活用で得た成果、フリーランス選びで意識している点をお聞きしました。

Lancers活用前に抱えていた課題

YouTubeチャンネルを始めて、若年層の集客を強めたい

新たな集客口をつくるために昨今のトレンドでもある「YouTubeチャンネル」の立ち上げを検討。しかし、社内に動画編集ができる人材がおらず、イチからノウハウを習得する時間的余裕もなかった。

社員はマーケティング戦略の立案や企画業務に集中させたい

マーケティング施策を成功へ導くためには「戦略」や「企画」部分が重要だとは分かっていたが、社員が別の業務に追われていて、肝心の上流工程に集中しきれていない状態が続いていた。

Lancersでこう解決!

動画編集のプロに外注し、週イチのペースで動画をアップロードできるようになった

公開プロジェクト方式で動画編集のプロを募集し、30名ほどから提案があった。その後、1本あたりの見積もりや過去のポートフォリオを提出していただき、最終的な発注者を確定した。

週10時間ほどの業務時間削減に成功。社員は戦略立案や企画に集中できるようになった

自社内で動画編集まで行なうとヘタにこだわりが強くなってしまい、制作が滞ってしまう恐れがあったので、動画編集は完全にアウトソースする方針にした。

創業初期・新規事業の立ち上げ期といった予算に余裕のない時期にランサーズは重宝した

― ランサーズ活用前にどんな事業課題があったのですか?
ランサーズを初めて活用したのは2009年10月でした。弊社の創業が2009年12月ですから創業前の時期ですね。依頼したのは会社の顔となるロゴデザインです。

創業前ということもあり、可能な限りコストを抑えて事業を進めていく必要がありました。ですが、社内にロゴデザインができる人材はいない。そこで、一度に複数のデザイナーからロゴ案を提案していただけるランサーズの「コンペ方式」を活用することにしたのです。

今、手元で確認してみると”総額55,000円のプランで合計32個のロゴデザイン”が提案されていますね。

― その後、継続してランサーズをご活用いただいているナウいさんですが、最近はYouTube動画の編集依頼が多いとお聞きしました。これはどのような理由から依頼することとなったのでしょうか?
弊社では現在、結婚相談所事業が主力事業となっています。そのうち、主な顧客層は30代以上が圧倒的に多いという傾向です。しかし最近になって、20代の利用者様が徐々に増えてきており、20代もターゲットに集客施策を打っていこうと考えるようになりました。

そこで始めたのが、YouTubeチャンネルの運営です。競合サービスが婚活アプリやマッチングアプリとなるので、よりカジュアルに20代の潜在顧客を獲得したいという狙いがあります。また、コロナ禍の中、自宅で視聴する機会も増えるという読みもありました。ただロゴ制作と同様、動画編集のノウハウを持つ社員がいなかったので、編集のプロの力を借りようと思いランサーズを活用しました。

企業への外注と比べ、動画編集コストは3分の1ほど抑えられた

― YouTube動画の編集はいかがでしたか?
去年(2020年)からチャンネル運営を始めて、今ではすでに90本ほどアップロードができています。現在はおよそ月に4〜5本のペースで動画編集を依頼しています。

ただ実は、最初は外部のYouTube運営を専門とする会社に企画から内部対策・編集まで依頼していたんですね。しかし、発注先が企業ということもあってか少し割高な印象でした。そこで「動画の企画・制作は社内でやります」と伝え、自社内で巻き取ることにした背景があります。

ランサーズでフリーランスの方に動画編集をお願いするようになって、トータルの編集コストは3分の1から4分の1ほどに抑えられるようになりました。

― どのようにして動画編集の依頼先を決めたのですか?
最初は、プロジェクト方式の公開依頼で案件に興味がある人を集めました。だいたい30〜40名ほどの方から提案が集まり、その中から何名かまで社内で選定してもらい、10名ほど絞ったところでまずは3名に依頼をしました。

― だいたい、いくらくらいで動画編集を依頼したのですか?
それぞれのフリーランスの方でお見積もり額は異なりまして、最安ですと1本1,000円ほどから。最高で1本30,000円、平均で1本5〜6,000円ほどでした。ちょうど「松竹梅」のようなかたちで3名に依頼し、1人5本の動画編集をお願いしました。

― 正直なところ、依頼金額に応じてクオリティの差はありましたか?
そうですね…私が素人だからかもしれませんが、正直そこまでの差は感じませんでした。ただ一応、先ほどあげた外部企業に動画編集のフィードバックをお願いしたところ、「松竹梅」の順にクオリティが高いと評価されました。

とはいえ、依頼時点の編集のクオリティだけではなく、中長期的にお付き合いした場合の”伸びしろ”も考慮して依頼相手を選ぼうとしました。改善点があっても、前向きに編集の腕を磨いていってくれる方と仕事をしたいと思ったのです。

リモートワークが当たり前の時代、社外リソースの活用を許容しないと事業成長は見込めない

― これまでランサーズでフリーランスの方に依頼をするなかで、コミュニケーションでトラブルややりづらいなと感じたことはありますか?
私自身は前職で東証一部上場企業に勤めていましたので、どちらかというと型の通りの進め方を好む傾向があります。

ただ、ランサーズのフリーランスの方はこれまでのキャリアが様々ですので、私と同じように手順通り進めたいという方もいれば、とにかく話を早く進めたいという方もいて価値観の違いを感じることがあるもの事実です。

しかし、その点はランサーズを利用する前にすでに想定していた点でしたので、あまり不具合を感じたことはありません。現在は依頼作成時に「NDA(秘密保持契約)」の書面が自動で交わされる仕組みが実装されていて、発注側の企業にとっても安心できる仕組みが備わっている印象です。

― ランサーズにアウトソースする、しないはどのような基準で判断されていますか?
まず、社内でこれまでまったく事例がない(経験がない)業務はランサーズでの外注を検討します。次に、社内で行なうよりも社外に依頼したほうが高いクオリティになるのではないか、という業務も外注を検討しますね。

いずれにしても、アウトソースするほうが業務時間を捻出できますし、プロのフリーランスのほうがスピードもクオリティも高いので、その点が外注の利点かなと思います。

― これまで外注したことがない業務の場合、相場が分からないことがあると思うのですが、その点はどう対処されていますか?
確かに事前に相場をリサーチしてみたけど、結局いくらが妥当かわからなかったということもあると思います。

ただ私は、もしそうだとしても外注してみるのがいいと考えているんです。というのも、検討に時間をかけても、案件は動いていきません。結局は手を動かしていかないと事業は進んでいかないのです。

最初はお試しというかたちで割り切って進めていくか、少しまとまったプロジェクトであれば相見積もりを取って進めていくかがポイントだと思います。あとは、一度成果物ができた段階で、その成果物を評価する基準を自社で決めておくのも重要ですね。

例えば、公開プロジェクトで提案を募集した際、実際に採用する前段階でフリーランスの方に質問ができます。企業の担当者と違いフリーランスは個人経営なので、業界の相場や事例などをざっくばらんに話してくれることと思いますよ。

― 多くのフリーランスの中から依頼者を決める際、どのような点を気にされますか?
一番私が気にするのは「レスポンス(返事)のスピード」です。ランサーズではメッセージを閲覧すると「既読」がつきますが、「後で見ます!」でもいいので一報返事が欲しいです。返信が遅いと、中長期的にお付き合いするなかで、「仕事を進めづらいかもな」と頭によぎってしまいます。

あとは、弊社は基本的にフリーランスの方と対等でいたいので、業務や事業について提案をいただけるほうが嬉しいです。仕事を自分ごととして提案してくださる方は、信頼できるなと思います。言われた通りやるのではなく、弊社のプロジェクトメンバーの一員として目線を同じにして働いてくれるかを選ぶ際は重視しています。

― はじめて発注される方は気になると思うのですが、依頼相手の機密保持はどのように捉えられていますか?
確かに気になる点ではありますよね。もちろん、過去のフリーランスの方の評価やポートフォリオの確認、必要だと判断されれば依頼前にビデオ通話で顔合わせを行なって信頼できそうな人に依頼する方法をとっています。

ただこれは今の時代、フリーランスだけでなく社員もリモートワークが当たり前の時代なのでどうしようもないかなと思います。リモートワークが許容できないのであれば、全て自社内で行なうしかないわけですからね。リスクとリターンのどちらを選ぶかですが、しっかりと「機密保持契約(NDA)」を交わし、確認のコミュニケーションを取ることが大切だと思います。

今後の目標は「IPO」。社内スタッフはよりコア業務に集中していきたい

― 今後、動画編集を内製化するお考えはお持ちですか?
動画の企画・撮影は自社内で完結できるようになったのですが、動画編集は今後もずっとランサーズで依頼すると思います。

なぜ、動画編集を内製化しないかというと、内製化するとヘタにこだわりが生まれてしまうんですね。社員が動画編集していると私もいろいろと注文をつけてしまう。もちろんそれは社員の教育目的としてはアリだと思うのですが、社員のキャリアパスとして動画編集スキルが必要ないのであればずっと外注していたほうが全体の事業がスムーズに進むなと考えています。

結果的に今では、1動画の編集で約10時間削減することに成功しています。

― 今後のYouTubeチャンネルの目標を教えてください
今はまず週1本のペースで合計100本の動画をアップすることを目標にしています。もちろん最終的には若年層の新規顧客獲得に繋げたいと思いますが、100本あげきったところで「チャンネル登録者数」や「視聴回数」をどれくらい取れているかを振り返って、次の目標を決めたいです。

― 人気YouTuberとのコラボもありましたが、御社からコラボの依頼をされたのですか?
いえ、我々からはまったくオファーはしていなくて、YouTuberさんのほうからコラボの依頼をしていただきました。

なので、企業案件として費用をお支払いすることなく、あのようなコラボが実現したんです。いま動画のマーケットはとてもホットですので、我々のようにチャンネル登録者数は少なくても、人気YouTuberとのコラボが期待できるのではないでしょうか。

― 最後に、御社全体の今後の目標やビジョンをお話しいただけますか?
もともと弊社はシニア向けビジネスからスタートしていて、『無縁社会を解消する』をビジョンに掲げ、結婚相談所事業とネイルサロン事業に力を入れてきました。

「無縁社会」という点でいうと、生涯結婚しない「生涯未婚率」は現在30%といわれています。我々としては、20代・30代の方の生涯未婚率を未然に防ぎ、年齢が上がったシニア層の「自分は社会に必要とされていないのではないか」といった課題を解決していきたいと考えています。

今後は、結婚した後の生活支援や同性愛者・LGBTQの方の婚活支援、若い方向けの婚活アプリ支援やネイルサロンの店舗拡大などを行なっていく方針です。

そして、このようなビジョンを実現するために、将来的にはIPO(新規公開株)を目指して準備を進めていきたいと考えています。

― IPOを目指すにあたって、ランサーズの活用はどのように考えていますか?
上場するにあたり創業当時とは違って、使える予算が昔と違って今はありますので、制作関連の業務や広告・プロモーション業務でランサーズを活用する幅はより広くなると思います。

今後も社内でできる業務だから、全部社内でまわしていくという考えはありません。教育上あえて社内でやるということを除くと、切り出せる業務はアウトソースしていくでしょう。コスト面だけでなく、かかる時間なども考慮に入れて、ランサーズの活用を検討していきたいです。

===============================
▼Lancers発注専任アドバイザーへのお問い合わせはこちら
https://www.lancers.jp/clientsupport/
===============================

取材・文:松内 稔樹
https://www.lancers.jp/profile/matsugorira
SEO施策の戦略立案から実行まで、また幅広いライティング業務で企業を支援。単発ではなく長期的な契約にも対応できるWebマーケター・ライター。