海外での新規ビジネスのECサイト構築。Shopify Expertsとの共同作業で複雑な要件もスムーズに実現

海外での新規ビジネスのECサイト構築。Shopify Expertsとの共同作業で複雑な要件もスムーズに実現
ニューヨークを拠点とし、海外の動画コンテンツのライセンスを販売するARIO.NYC。手間がかかるライセンス契約をECで簡単かつリーズナブルに提供する、今までにないビジネスモデルを実現しています。 この仕組みをShopifyで構築するにあたり、ランサーズを活用していただきました。活用前に抱えていた課題や選んだ理由、実際に利用してみた所感について、代表の西本 義次さんにお話を伺いました。

Lancers活用前に抱えていた課題

新しいビジネスモデルをどのように実現すればいいのかわからなかった

フロントエンドは自社で対応できるものの、ライセンス販売という新しいビジネスモデルのバックエンドをShopifyでどのように構築すればいいのかわからなかった。

立ち上げ後の運用を考え、社内にShopifyのノウハウを溜めておきたい

構築をすべて代行してもらうと社内にノウハウが蓄積されないため、外注先と一緒に制作する体制にしたい。

Lancersでこう解決!

Shopifyの構築実績が豊富なエキスパートに相談

LancersでShopify Expertsを見つけ、実現したいことを相談。豊富な経験から実装のアイデアを出してくれたことで、思い描いた通りの仕様を実現できた。

構築代行ではなく、コンサルティングによる支援パッケージを活用

Shopify Expertsが出品している『パッケージ』(【1ヶ月】Shopifyストア構築をオンライン会議&チャットで支援します)を購入。オンライン会議で一緒に制作していく形をとることができ、社内にスキル・ノウハウを蓄積できた。

海外の動画ライセンスを簡単・安全・リーズナブルに購入できるECサイト


――事業内容を教えてください。
ARIO.NYCはニューヨークに拠点を置く、2021年4月に設立したばかりの会社です。映像のプロデュースを行っている日本のクリエイターに向けて、テレビ番組やCM、Web、SNSなどに使う動画素材のライセンス販売を行っています。具体的にいうと、海外の面白い動画コンテンツをECで簡単かつリーズナブルにライセンスできるBtoBのWebサイト運営です。

私はもともと映像のプロデュースやコーディネートをやってきており、日本のテレビ局とも動画ライセンスの仕事をしてきました。ニュースや番組の中で、面白い動物の動画などが紹介されるのをご覧になったことがあると思いますが、そういった海外の動画コンテンツのライセンスを取り扱ってきました。

ライセンスというと、難しい印象を持っている方が多いと思います。とくに海外のものを取り扱う場合は、契約の仕方がわからないという方が大半でしょう。当社ではAmazonで商品を購入するのと同じように、オンラインで簡単に動画のライセンスを購入できるサービスを提供しています。

――動画コンテンツは今注目の分野ですが、ライセンス販売という形態は日本ではまだあまりないと思います。貴社のサービスの特長を教えていただけますか?
海外の動画コンテンツをライセンス契約できるWebサイトは、日本初かもしれません。これまで映像ライセンスは放送分野専門のニッチな仕事でしたが、もっと広くクリエイターの方々に使ってもらえるよう、簡単で安全かつリーズナブルに提供できるようにするというのが当社のコンセプトです。

ライセンスは利用範囲や利用期間などによって料金が大きく変わり、動画を所持しているエージェントによっても費用感がまちまちです。そのため、まず見積書をとる必要があるのですが、これに関しては私のほうで知見を持っているので、ユーザーは購入したい動画ごとに簡単な情報を登録していただくだけでOKという仕組みにしています。ライセンス証明については、電子証明を使ってセキュアかつ確実にできるようにしています。

今はTikTokが世界的に注目を集めていることからわかるように、数十秒程度のショートビデオが人気です。市場ニーズを鑑みながら、ペットやハプニング動画、ユーモア、感動、スゴ技など様々なカテゴリーの動画を揃えています。

ランサーズでShopify Expertsを見つけて即依頼


――ライセンス販売のビジネスを始めるにあたって、Shopifyを選択した理由を教えていただけますか?
いろいろリサーチした中で、Shopifyはカナダ発の会社でまだ新しいのにものすごく株が上がっているなと思い、興味を持ちました(笑)。どういったことが評価されているのか調べてみると、ECにとても便利なプラットフォームということがわかりました。

当社のように契約書を扱う事業では、セキュリティ面での安全性も非常に重要になります。他のプラットフォームではAPI連携するスタイルのものもありますが、セキュリティの観点ではリスクを伴います。その点、Shopifyの安全性の高さは決め手になりました。

また、Shopifyはレコードを無制限に増やせます。レコード数にリミットがあると将来的にレコードが増えていったときにコストがかかるので、これは大きな利点です。他のプラットフォームに比べると、いっけん導入費用が割高なように思えますが、今後アプリをいろいろ入れたとしても大きな金額にはなりません。

実際に使ってみると、機能や拡張性においてプラスの面がたくさんあるということも実感しました。これからビジネスをどんどん広げていくことを想定すると、Shopifyを選んで良かったと思っています。

――ShopifyでのECサイト構築にランサーズを活用することにした経緯を教えていただけますか?
ECサイトの構築では、表に見える部分と裏側の仕組みの両方を作る必要があります。Shopifyの良いところはHTMLの知識がなくても作れるところですが、フロントエンドは自分で何とかできるものの、バックエンドを構築するというところはECをやったことがないので見当がつきませんでした。

しかも当社の場合、モノの販売ではなくライセンスを購入してもらうという事業です。見積もりを取るまで値段が確定しないという商材であり、購入してもらうまでにやり取りが必要だったり、契約書を確実に交わしたりといったことが必要になるわけです。Shopify の構築に際しては、ECサイトを複数立ち上げた経験がある大学院生の女性を雇って一緒に制作してきたのですが、裏側部分の構築方法については彼女もわからないという状態でした。

バックエンドをどのように具現化すればいいのか悩んで調べたところ、Shopifyのエキスパートが存在するということを知りました。日本語のWebサイトを制作するということもあり、日本人のエキスパートを探すことにしてランサーズで探したというのが経緯です。

私自身が35年ほどフリーランスでやってきて、ランサーズにも登録していたので、ランサーズのプラットフォームならエキスパートを見つけられるだろうと予測していました。案の定、Shopify Expertsが複数名見つかり、その中から当社の要望にぴったりな方を選んだという流れです。

――ランサーズに登録しているShopify Expertsの中から、どういった基準で依頼するフリーランスを選ばれたのでしょうか?
まず「Shopify エキスパート」で検索して、それぞれの実績やスキルを比較検討しました。ランサーズのプラットフォームではプロフィールが明記されているので、希望に合う方を見つけやすいですよね。

私が選んだランサーさんは豊富な実績を持っていて、当社の要望に応えられるだけのスキルがあると思いました。正直、費用は他の方と比較すると安くはなかったのですが、逆に「それだけ自信があるんだな」と思い、信頼できそうだなと。

すぐに連絡してみて「この方なら大丈夫そう」と確信を持てたので、お願いすることにしました。本当にあっという間に人材を確保することができて、大変助かりました。

立ち上げ後の運用を踏まえ、構築代行ではなく支援プランを選択

――今回、Shopify構築の代行をお願いするのではなく、ビデオ通話でアドバイスを受けながら一緒に作っていくというコンサルティング形式の『パッケージ』をご利用いただきました。このプランを選んだ理由を教えていただけますか?
一つは、すでに大学院生を雇っていたことですね。彼女も非常に高いITスキルを持っていますが、初めてのビジネスモデルなので、どのように実装すればいいのか難しかったようです。そこで、Shopify Expertsのランサーさんにディレクションしてもらい、大学院生の彼女が実務にあたるという体制がよいだろうと考えました。

今回利用させていただいたスキルパッケージは、週に1回程度のビデオミーティングとチャットによるサポートを1カ月間受けられるというものです。全部を代行してもらうよりもコスト的に抑えられますし、私や自社のスタッフが覚えないと、後々自分たちで対応できなくなります。

そもそもShopifyはテンプレートに差し込んでいけばいいという簡単な仕組みです。たとえば、FAQなどは随時文章の修正や追加が必要になりますが、そういった部分を自分たちでやれないと、時間的にもコスト的にも無駄が発生しますよね。自分たちがちゃんと理解してやっていかないと、もったいないわけです。

そういう意味でも、他人任せで構築するよりアドバイスしていただきながら一緒に作っていくというパッケージプランが当社に合っていると思い、選びました。

――実際にどのように進めていったのか教えていただけますか?
最初のミーティングで私が実現したいことを一通り話したのですが、「それだったら卸売のシステムを使ったらどうか」など、私や大学院生の彼女では思いつかなかったようなアイデアをいろいろと出してくれました。そこから意見交換しながら仕様を決めていき、「来週は次の段階にいきましょう」といった形で、ワンステップずつ進めていってくれました。

基本的には当社が制作して、自分たちでできない部分はランサーさんに教えてもらいながら進めるという形です。ただ、ビデオ通話でセッションしながら目の前でコーディングをしてもらったり、一緒に作業したりという形をとってくれたので、非常に効率よく楽に進められました。

1カ月間サポートを受けられるパッケージでしたが、だいたい3週間くらいで形ができて、4週目には確認作業というスピード感で終えることができました。「文章はこうしたほうがいいですよ」といったアドバイスもしてくれて、最終的に思い描いていた通りの形を作ることができ、非常に満足しています。

――コンサルティング形式のパッケージプランを利用してみた所感を教えてください。
こういう形でコンサルティングをお願いするのは初めてのことだったので、最初は大丈夫かなという思いも正直ありました。ですが、初めてランサーさんとお話ししたときに、彼のスペシャリティやエキスパートとしての能力がわかりましたから、この方に任せれば安心と思えました。

依頼時の目標としては、当社のビジネスモデルをより良い方法で具現化すること、1カ月で完成させることの2つを置いていましたが、当初の期待通り、非常にスムーズに進行できました。面白いアイデアをたくさんいただけましたし、効率的かつリーズナブルに目標を達成できたという点においても、制作会社に依頼するよりもハイスキルなフリーランスにお願いして良かったと思っています。

次は日本の動画コンテンツを世界に広げるプラットフォームを構築予定


――ARIO.NYC様の今後の展開を教えていただけますか?
まずは、海外の動画ライセンスをECで日本に販売するという第一歩を実現できました。この後に取り掛かるのは、日本の面白い動画コンテンツを世界に発信していくというビジネスで、じつはこれが一番やりたいことです。

海外でも面白いショートビデオのニーズは非常に高いですが、ジャパニーズコンテンツはアニメくらいしかないのが現状です。私はニューヨークを拠点にしており、海外の大手エージェントとのネットワークがすでにあるので、次のステップでは日本のクリエイターの動画を世界に発信するプラットフォームを作ろうと考えています。

これが実現すると、ABC、CBS、NBC、FOX、CNNといった海外のメジャーなメディアやオンラインニュース、FacebookやInstagramなどを通じて、日本の動画コンテンツを世界中に広げていくことができます。世界を対象にライセンスフィーや広告収入を得られる日本のクリエイターが増えていくわけです。

私はトラディショナルメディアの頃からずっと映像のコーディネートをしていますが、今は新しいメディアを作って次に向かっていかなければならない時代になっています。日本人のクリエイターは、海外で評価されるように、もっともっとがんばらなければいけません。そのためのプラットフォームを作るのが私の夢です。ビジネスの図式はすでに出来上がっているので、日本の優れたクリエイターをどんどん発掘して一緒に仕事をしたいですね。

動画を作っているクリエイターや面白いコンテンツを見つけるのが得意というフリーランスを探すにあたって、またランサーズにお世話になろうと思っています。ぜひ、今後もよろしくお願いいたします。

――最後に、ランサーズの導入を検討されている企業様に向けてメッセージをお願いします!
一昔前は、フリーランスという職業があまり良い印象を持たれなかった時代もありましたが、今の時代においては重要な職種になっていると思います。私が住んでいるニューヨークでは自分の能力を売っているフリーランスが大勢いて、ネットワークもできています。それぞれの会社が持っているノウハウやリソースには限界があるわけですから、それを補ってくれる職種としてフリーランスの需要が高まっているわけです。

私も今回、能力のある人材を発見したくてランサーズを使わせてもらい、福岡のランサーさんに仕事を依頼しました。重要なのは能力であって、国や会社、業界といった垣根をなくしてボーダーレスにやっていくのが今のビジネスに求められることだと思います。能力ある人材を見つけるプラットフォームとして、ランサーズを活用されてみてはいかがでしょうか。

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取材・文:solaneko(ランサーズネーム)
https://www.lancers.jp/profile/solaneko
出版社に18年勤務。編集長、メディア設計・企画マネージャーを経験後、フリーランスに。記事、広告ともに20年のキャリアで数百社の取材・インタビューを経験しています。