Webディレクターに聞いた、外注あるある9選

Webディレクターに聞いた、外注あるある9選
フリーランスの方に仕事をアウトソーシングする機会の多いWebディレクター。しかし、外注する際には数多くのトラブルや苦労があるといいます。そこで今回は10年以上現場で働いているWebディレクターの方に「外注あるある」と、その対策について聞いてきました。

Webディレクターに聞いた外注あるある9選

トラブルを防ぐ上で大前提となるのが、外注先のことをよく知ること。「スペックはどうか」、「連絡がつきやすい人なのかどうか」など、事前に相手を知っておくことが基本的なリスクヘッジになります。

それでも防げないトラブルに関してはどうすればよいのか。早速、その事例と対策について聞いていきましょう。

1. 追加の見積りが多い

「この件は聞いていないです」と追加で見積りを送られるケースはよく遭遇します。

長く関係を築いている人でも齟齬が生まれやすいので、ややしつこいくらいに確認をして進めることが必要です。

後々にしこりが残らぬよう、密にコミュニケーションをとって進めていきましょう。

2. デバッグが足りない

サイトを作ったはいいけど、動作確認をしていないというデバック不足もよくあります。

「できました。確認してください」と言われ、確認してみるとボロボロ。具体的には、リンク先の設定ミスは本当によくある事例です。修正を依頼していると、最悪の場合、納期に間に合わないなんていうこともザラにあります。

わざわざ伝えることでもないかもしれませんが、念のため、「動作確認をしてから納品してください」と一言添えてあげるだけで、リスクを避けられるかもしれません。

3. 対フリーランスの場合、請求書に源泉が入ってない

フリーランスの場合、請求書の明細に源泉が入っていないことが多いです。

特にフリーランスになりたての方は仕組みがわかっていないことが多いので、事前に教えてあげる、あるいは請求書の案内を通常よりも早めにしておくと良いかもしれません。

4. ワイヤーフレームどおりのデザインが上がってきてしまう

簡単なキービジュアル、見出し、リード文などを書いた構成文を「あくまで参考程度にしてほしい」という気持ちで送っても、全くその通りに上がってきてしまうことがよくあります。

受注側としては、「余計なことをして叱られたくない」という気持ちから、指示書通りに作ってしまうのだと思うので、「ワイヤーフレーム通りに作らないで」と事前に伝えてあげることが重要です。

5. バージョンが古い(ソフトウェアのバージョン等)

エンジニアのフリーランスにお願いするときに多いのが、ツール類のバージョンが古いこと。結果、パフォーマンスのあまり良くないものが上がってきてしまいます。

これを防ぐためには、事前に受注者側が持っているバージョン管理ソフトを確認することが重要です。ひと昔前までのバージョン管理ソフトはSVN(Apache Subversion)と呼ばれるものでしたが、利便性の観点から最近ではGitが主流となっています。

発注者側と受注者側が同じバージョン管理ソフトを持っていないと、そもそもバージョン管理ができないので、この辺りはしっかりと確認しましょう。

6. JavaScriptアニメーションなどの演出をするとき、こちら側の意図が反映されていない

JavaScriptアニメーションに関しては、発注側の指示が難しく、意図したものと違うものが上がってくることがあります。

ひどい例で言うと、スムーズに動くはずのアニメーションがガタガタになって出てくることもあるそうです。

解決策としては、参考になりそうなアニメーションのサイトを見てもらい、できるかどうか確認するなど、細かいニュアンスの共有をするのがオススメです。テキストのみだと限界があるので、必ず具体的な例を示すようにしましょう。

7. マルチデバイス、ブラウザ対応の境界線があいまい

Webサイト制作のときに、「PCサイト、タブレット、スマホのどこまで対応すれば良いのか」というマルチデバイスの要件や、「IEは10から対応するのか、それとも9から対応するのか」というブラウザの要件があいまいになってしまうことが多くあり、追加の見積りや、スケジュールの遅延に繋がってしまいがちです。

発注をする前に、「どのデバイスに対応するのか」、「IEのバージョンはいくつまで対応するか」などの対応範囲を予め決めておきましょう。

8. パフォーマンス向上の対応についてどこまで依頼すべきかあいまい

外部ファイルの圧縮、スプライト対応など、パフォーマンス向上の対応についてどこまで依頼すべきかあいまいなのもWebディレクターの悩みの1つです。

例えば、「指示通りのサイトが完成したけれど、表示までに50秒かかる」というケース。「わざわざ伝えるほどのことか」と線引きが難しい場合でも、リスクを考えて、細かい要件まですり合わせをすることで、リスクを減らせるでしょう。

9. 進捗が見えにくいため心配になる

顔を合わせない分、進捗が確認できず、不安になってしまうのもWebディレクターあるある。

どのくらい踏み込んでいいのかは相手との関係にもよりますが、外注先としても進捗が思わしくないことを報告しにくいということもあるかもしれません。

「現在の進捗状況」、「その日やること」、「次の日やること」などを朝と夕方に確認する働きかけを発注者側からしてあげるとスムーズに作業が進められそうです。

まとめ

クライアントと外注先の間に立つWebディレクターにはなかなか悩みがつきませんが、きちんとした対策をすれば、リスクが軽減することができます。

この話を参考にして、クライアント、外注先のどちらとも友好的な関係を保ちながら、クオリティの高いサイトの納品に繋げたいものですね。


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