ロゴデザイン、発注前に確認したいデザインの軸

ロゴデザイン、発注前に確認したいデザインの軸
新サービス・商品、新プロジェクトの立ち上げ。苦労の多い立ち上げ段階で、小さいようで実は大きな意味を持つのがロゴなどのデザインではないでしょうか? 新しい商品の特徴を表したロゴは、商品の魅力を伝えるだけでなく、スタッフのモチベーションアップにも繋がります。コーポレートロゴの刷新も、新しい方向性や培ってきたものを再認識するきっかけになります。軸を明確にしながらロゴのデザインをスムーズに発注するためのポイントをまとめてみました。

ロゴ発注、軸がないとコミュニケーションコストが増大

ロゴデザインの発注をクラウドソーシングで募集する際には、通常ではデザイナーとの議論、ディレクションの下で進めていくポイントのいくつかを発注前に発注者がしっかりと用意しておく必要があります。

「どういったデザインが良いか」を決めるのはデザイナーになりますが、そのデザインを通して打ち出したいイメージ、特徴、こだわり等はしっかりと言葉で具体的に伝えられるようにしておきましょう。

「青が好き」「かっこよく」などの曖昧な指示よりも、「元祖博多とんこつラーメンの無骨な味をひたすら頑固にこだわって作っています」等の商品への想いやこだわりの方がデザイナーとっては明確に意志が伝わります。

最初に曖昧に発注してしまうことで、的外れに感じてしまうアイデアが多いコンペになってしまったり、再修正の依頼が重なって想定外のトラブル、追加の期間や費用などのコストがかかってしまう等のリスクが高まります。

そうしたコストが増えてしまわないよう、事前にしっかりとした軸を確認し、具体的に伝えておきましょう。

ビジョン、メッセージからのキーワード抽出

デザインの軸を考える
会社のコーポレートロゴの場合には、まず、会社のビジョンや大事にしている価値観、社長メッセージが一番の軸になります。

そのメッセージをベースに、会社として打ち出していきたい「ブランドイメージのキーワード」をピックアップしてみましょう。

新しいサービスや商品の場合には、開発コンセプトやこだわり等を最初に記した企画書、コンセプトシートなどを再確認し、そこからキーワードをピックアップしましょう。

好きな色やイメージするかっこ良さは人それぞれです。こうしたキーワードから具体的な方向性を導いていくことで、より会社の独自色や、商品の特徴を示すロゴを作ることができます。

また、こうしたビジョンやメッセージがあることで、新しいロゴができた際にも、さりげなく会社ブランドをアピールすることができます。

既に古い名刺をお渡ししているお得意様にも「ロゴ変えたんですよ」と、新しいロゴの入った名刺を配りながら、「弊社がもっと親しみやすく、温かな会社になるように」、「時代を切り開く新しい技術に挑戦する姿勢を表したい」等、これからの会社、商品の方向性をさり気なく印象付けられる機会になります。

こうしたビジョンやコンセプトをロゴを通じて伝えることがロゴを作る意味であり、それがしっかり伝わるかどうかが良いロゴの重要な判断基準になります。

ピックアップしたキーワードをもとに、雰囲気や色合いなどの希望を固めていきましょう。

コーポレートカラーなどの既にあるデザインの確認

現状のロゴや会社HP等、今までになんらかのデザインを発注した際には、必ずその段階でデザイナーが決めたデザインルールがあります。

色だけでなく、表記やフォント等、気づいていないだけで実はしっかりとしたデザインルールがあります。

そうしたルールを確認し、そのルール、軸からどれくらい逸れても良いのか、ある程度は準拠するべきなのか、そうした点がデザイナーにとっての大きな方向性の軸になります。そうしたルールだけでなく、会社のHPやパンフレット等、新しいロゴの作成後も継続使用するデザインを確認し、参考資料としてデザイナーに事前に伝えておきましょう。

これにより、新しいロゴの斬新なデザインが既存のデザインの中で浮いてしまったり、色合いが合わずに実際には非常に使いにくいものになってしまうことを防ぐことができます。
また、全く新しいロゴを発注する際には、その旨も伝えておくと良いでしょう。

メインの使用場所、使用状況の想定

ロゴの使用シチュエーション
最後に、細かいポイントになりますが、使用状況の想定を明確にしておくことも、実際には使いにくいロゴになってしまわないように、伝えておくべき軸の一つになります。

今後、どういった媒体、状況でロゴを使用し、アピールしていくのか。マーケティングにも近いポイントにもなりますが、そこにも軸があることでデザインのヒントになります。
紙媒体が多い場合には白黒印刷時にも映える必要性が高まります。商品に小さくロゴが載る場面が多い場合には、小さくてもつぶれないロゴである必要性があります。他にも、「イベントでブースを出した時に映えるように」などの具体的な想定状況があると、デザイナーへのヒントになります。

特に、どういった必要性があるか、が判断できない場合にも、そうした使用時の大きさや状況を伝えておきましょう。

ロゴデザイン発注前の知識まとめ

新しいロゴの発注であっても、すでにある会社のビジョン、大事にしている価値観や、既に馴染んでいるデザイン等を軸として踏襲することで、会社として築いてきたブランドを損なわず、より強化していけるようなロゴを作ることができるでしょう。

新しい商品やサービスであっても、開発・企画コンセプトや、マーケティングや展開プランの軸があることで、デザイナーとの意思疎通がスムーズになり、特徴が伝わる、魅力的なデザインを作ることができます。

また、一度軸を明確にして発注しておくことで、素敵なデザインができた後も、その軸を中心に名刺のデザイン、その他のデザインのリニューアルなどを発注することができます。同じ軸、同じルールに沿ったデザインで統一感が生まれ、デザインの効果、印象も高まります。



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