株式会社メメントモリのご利用事例

株式会社メメントモリのご利用事例
株式会社メメントモリが展開するのは、人の“死”に関わるビジネス。ランサーズで多数のクリエイターから作品を募集することで、難しいテーマのなかで自社の理念を適切に表現できる人材に出会えました。

デリケートなテーマだからこそ、多くの作品から選びたかった

ブーケやフラワーフレーム、花を使って作られたアクセサリーなどを提供している株式会社メメントモリ。

同社が一般的な花屋と異なるのは、花の育て方。遺骨を使って花を育てています。忘れたくない思い出や故人の存在を、いつまでも目に見える“花”というカタチで残し、遺族と寄り添い、いつまでも共に生きる存在を新たに生み出すサービスを手掛けているのです。

起業にあたり、ロゴ制作や記事作成はランサーズで依頼したのだそう。

“死”という限りなくセンシティブなテーマにともに向き合い、自社に最適な表現を追及してくれる。そんなクリエイターと出会うために、ランサーズはどう役立ったのでしょうか。株式会社メメントモリ 代表取締役 白鳥 哲也さんにお話を伺いました。

身近な人の死から生まれた、思いやりのサービス。

ーー人の“死”という、とてもデリケートなテーマを選んだ理由、起業のきっかけについて教えてください。

白鳥:2011年に実父が他界したことがきっかけになってます。葬儀のときに、父が入った棺が無機質でとても寂しい気持ちになったんですね。きっと同じように感じる人が大勢いると想像できたので、まずそれを変えたいと思いました。 生前に故人が好きだったものや趣味をモチーフにした棺、遺族からの感謝のメッセージを綴った棺などがあれば、少しでも寂しい気持ちを和らげられるだろうと。それがこのビジネスの生まれるきっかけとなっています。

ーー棺をつくる会社から始まったんですね。それが現在の「遺灰から育てたお花をもとに、フォトフレーム、ブーケ、各種アクセサリー、テディベアを作成する」という会社が生まれた背景は?

白鳥:数多くの棺をつくるなかで、火葬によって燃えて無くなってしまうだけでなく、永遠に残せる形見のようなものをつくりたいと考えたんです。調べてみると、遺骨に含まれるリン酸カルシウムが植物の3大栄養素であることを知りました。この事実から今回のアイデアが生まれたんです。

その数か月後、知人女性にお父さんを亡くすという不幸があり、棺をつくらせていただきました。翌年に結婚式を控えていた知人は、「父を呼べなかった」と残念がっていて。あのアイデアで少しでも彼女の悲しみを和らげられるんじゃないかと思い、遺骨から育てた花をあしらったウェディングブーケを提案しました。

そのブーケを持ってバージンロードを歩けば、お父さんと一緒に結婚式を迎えた気持ちになれるんじゃないか、と思って。 この経験から、事業の可能性と社会的な意義を実感して、今の会社を起業することになりました。

ランサーズのコンペ形式で、会社の想いとセンスが重なり合うデザイナーと出会った。

ーー新しい会社をつくるにあたり、ロゴの制作や文章執筆の領域でランサーズを利用いただきました。クラウドソーシングを利用するメリットと、苦労した点があれば教えてください。

白鳥:メリットとしては、コストパフォーマンスの高さが一番に挙げられます。ベンチャーやスタートアップの会社は、資本や人材がギリギリの状態であることが多いですよね。ロゴや記事作成を制作会社に依頼するよりも、ランサーズを使えば2割程度、費用を抑えることができました。

もうひとつのメリットとして、当社が“死”というデリケートな領域を扱っていて、それに向き合いつつ、最適なアウトプットを出してくれるクリエイターが見つかったという点があります。

どうしてもセンシティブなテーマですから、どのようなアウトプットにするかを悩み、頭を抱えてしまうデザイナーさんが少なくありません。利用したランサーズのコンペ形式なら、数多くのデザイナーさんに提案してもらい、その中から自分で、イメージや理念に合うものを選べたというのが有用でした。

実際に仕事をお願いしたデザイナーさんは、当社のことを表現するのに適していた。デザイナーさんのセンスと当社の想いがマッチしたんです。“死”というテーマを、ネガティブな側面だけで捉えて欲しくないという考えが、当社にあります。ですからデザインにおいて、温かみがあり、素朴で自然なものを求めていました。

こちらの想いの部分まで汲んでくれる、“死”というテーマと真摯に向き合いながら適切なアウトプットまで持って行けるクリエイターを見つけられたことが、今回の成功につながったんでしょうね。

金銭的な問題だけでなく、パフォーマンスも重視した、コストパフォーマンスの優れたサービスを利用できたことが、起業のタイミングで当社を支えてくれたと感じています。

ーー理念や想いをデザイナーさんと共有できたとき、満足のいく成果物が得られるんですね。募集をかける際に、きちんと言語化なさったことが成功の要因かと思います。貴重なお話をありがとうございました。

※本記事は、ランサーズ株式会社運営メディアで2015年04月07日に掲載した記事の転載です。会社名・部署名などは掲載時点での情報です。